夏の香り
お茶は転がって遠くへ離れていく。

「あーあー何やってんの。」

やれやれといった感じでお茶を追いかける。

追い付いてお茶を拾おうとした時、大きな手にお茶を横取りされた。

「え?」

見上げてみると、その手の持ち主は爽やか系男子だった。

何だか柑橘類の爽やかな香りもする。

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