夏の香り
余韻
数時間後、ボランティア活動が終わった。


私も医務室からボランティア控え室に戻った。

すると後輩がスススッと寄ってきて、ニヤニヤしながら言った。

「お茶拾ってくれた男子に助けられたそうじゃないですか!
おんぶで医務室まで運ばれたんですよね?
お姫さま抱っこじゃなくておんぶっていうのがまた良いですよね!」

ひとりで暴走してる未来ちゃん。

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