夏の香り
そこは大会に出場する選手もボランティアも、無料でペットボトルのジュースやお茶が貰えるところだった。

この配布場所にもボランティア生がいる。
ここのボランティアが良かったな。


「お疲れさまです。何にしますか?」
ボランティア生が訊いた。

「じゃあお茶で。」

「私も!」

キンキンに冷えたお茶を受けとる。
その時、

「あ!」

未来ちゃんがお茶を落としてしまった。

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