※雪や嵐の日はくる※



「あー、寂しい!!」




私は、そんな不満を大声で吐き出した。



みんなびっくりしたような、心配したような顔で私を見たけど、

「……卒業」

と小さな声でつけくわえると、みんな前を向き直って、また、歩き始めた。


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