呪いの笑い人形
呪いの笑い人形の入手先は、とある古びた骨董屋。
失恋のショックから立ち直るために、何か美味しい物でも食べようと、街中を歩いていた時、怪しげな雰囲気の骨董屋を見つけた。
何か良いものがあるかもしれない。と考え、その骨董屋に入ってみた。
わらで作られた人形を見つけた。
「これは、呪いのわら人形ですか?」
店主の老婆に聞いてみた。
「違うよ。それは、呪いの笑い人形だよ」
店主の老婆は、不適な笑みを浮かべながら答えた。
「の、呪いの……笑い……人形……」
「お客さんは、誰かに復讐しようと思っているのかい?」
「はい」
「そうかい」
「この、呪いの笑い人形は、おいくらなんですか?」
「今回は特別に、9800えーん」
店主の老婆は、通販番組でお馴染みの、トーカ堂のおじさんのような言い方をした。
私は、呪いの笑い人形を買うことにした。
店主の老婆に代金を渡して、呪いの笑い人形の使い方を教えてもらった。
究極の奥義も教えてくれた。
使い方は簡単。
笑わせたい相手の名札を胴体に貼り付けて、呪いの笑い人形をくすぐるだけ。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ。
手、足、胴体、顔、脇の下。どこをくすぐっても、大爆笑するという。
それで、私は閃いた。
元彼に復讐する手立てを。
呪いの笑い人形の効果は、私の弟で実証済み。
脇の下をこちょこちょしただけで、気が狂ったように笑っていた。
姉貴ー! やめてくれー! 頼むからやめてくれー!
失恋のショックから立ち直るために、何か美味しい物でも食べようと、街中を歩いていた時、怪しげな雰囲気の骨董屋を見つけた。
何か良いものがあるかもしれない。と考え、その骨董屋に入ってみた。
わらで作られた人形を見つけた。
「これは、呪いのわら人形ですか?」
店主の老婆に聞いてみた。
「違うよ。それは、呪いの笑い人形だよ」
店主の老婆は、不適な笑みを浮かべながら答えた。
「の、呪いの……笑い……人形……」
「お客さんは、誰かに復讐しようと思っているのかい?」
「はい」
「そうかい」
「この、呪いの笑い人形は、おいくらなんですか?」
「今回は特別に、9800えーん」
店主の老婆は、通販番組でお馴染みの、トーカ堂のおじさんのような言い方をした。
私は、呪いの笑い人形を買うことにした。
店主の老婆に代金を渡して、呪いの笑い人形の使い方を教えてもらった。
究極の奥義も教えてくれた。
使い方は簡単。
笑わせたい相手の名札を胴体に貼り付けて、呪いの笑い人形をくすぐるだけ。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ。
手、足、胴体、顔、脇の下。どこをくすぐっても、大爆笑するという。
それで、私は閃いた。
元彼に復讐する手立てを。
呪いの笑い人形の効果は、私の弟で実証済み。
脇の下をこちょこちょしただけで、気が狂ったように笑っていた。
姉貴ー! やめてくれー! 頼むからやめてくれー!