松田先生オシエテ.


「千尋!大丈夫だった?!」


昼前、学校に行くと
バタバタとすごい顔で駆け寄ってきた楓と舞


「うん、2人ともごめんね?」


「楓たちも帰ってごめん。先生がお前ら帰れって。残るつもりだったのに」


しょぼんとする2人
それを見てあたしは嬉しくなった


こういうのって久しぶりだから。


「おい、席、つけ。」


松田先生が教科書を持って
やってきた。


2週間後にはテストが始まる


「今日は、テスト勉強しろ、寝るなよ。分からないとこがあったら俺に聞きに来い」


そう言って、先生は
本を読み始めた
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