私が輝ける場所
勇気
・
「おい、ブースっ!整形とかしないのぉ〜?」
「アハハっ、冴子ひどいぃ〜!!」
「いやっ、辞めてっ」
「うわっ、コイツ泣きやがった(笑)」
キャハハっ
ギャハハっ
お汚い笑いが巻き起こる。
保坂 冴子(ほざか さえこ)と言うリーダー格の女を中心にクラスの9割が束になって一人の少女を袋叩きにする
少女の名前は前田 美穂(まえだ みほ)前髪で隠れているが可愛らしくて大人しい…普通の女の子…
私の名前は涼原 奈緒(すずはら なお)。
ちなみに季節は12月というなんとも寒い時期…
それと私達は中学三年生。
世にいう受験生だ……中3なのにこんな馬鹿らしいことするなんて笑える
私?私は……傍観者。
変に巻き込まれたら、めんどくさいでしょ?
まがったりすることは嫌い…でも、めんどくさいのはもっと嫌い
最初は陰口だけだったいじめ。
それは次第にものを隠し、暴力を振るい……とエスカレートしていく。
恐らく先生らも気づいていると思う。
ほんと、人間って……
“残酷”
はぁ…とため息をし窓のその外に目を向けた次の瞬間
ガタガタッ
と大きな音が教室中に響き渡る
何事だ?とそちらを向けば何があったのか複数の椅子や机の下敷きになり気を失っている前田さん……
「ッ…や。ば……」
冴子がそうつぶやくと次々と周りからも声が上がる
「おいっ、どーすんだよ……」
彼は津田 聡(つだ つとむ)。冴子の彼氏だ。
冴子は女子のリーダー、聡は男子のリーダー…ほんとに、カップルの2人が揃ってクソみたいだな
「ど。どーしよ」
「わっ、私知らないっ」
「私も…」
「俺だって…!!」
仕方ない。誰も運ぼうとしないし
死なれでもしたら困る。
その場をたとうとするより先に冴子が声を張り上げる
「何!?あんた達逃げるわけ!?へぇ、なら最初に逃げたやつ、次のターゲットにしてやるっ」
「「「…っ、そんなっ」」」
「おっ、冴子天才じゃん!…てか、コイツ、森にでも捨ててくっか?」
「聡、あんたもなかなかいいこと言うわね」
脳みそが腐ってる…
てか、さっきまでの焦りはどこだよ…
クラスの奴らは二人に命令されいそいそと椅子やらをどかして前田さんを数人が担ぎ何処かへ行こうとする。
おいおいまじでか…
「ねぇ……何やってんの?」
気づけば体が勝手に動いていた
前田さんを担いでいた数人のうちの一人、メガネで地味なクラス委員長さんの腕をつかみ声をかける
無言で“なんも言うな!“と言わんばかりに睨みつけてくる
「…ちょっと、なに私らの邪魔しようとしてるのよ涼原さん♪」
ターゲットにするわよ?と耳元で呟かれる
「はっ、馬鹿らしい……んなの怖くねぇーよ」
鼻で笑い、数人から前田さんを奪いさりそのまま保健室までおんぶして行った。
途中何人かの先生に会った。
だが私がおんぶしているのが気絶をした前田さんだと気づくとすぐさま気づきませんでした…といったすましがおで通り過ぎていく…
どこまでも腐ってんな
「おい、ブースっ!整形とかしないのぉ〜?」
「アハハっ、冴子ひどいぃ〜!!」
「いやっ、辞めてっ」
「うわっ、コイツ泣きやがった(笑)」
キャハハっ
ギャハハっ
お汚い笑いが巻き起こる。
保坂 冴子(ほざか さえこ)と言うリーダー格の女を中心にクラスの9割が束になって一人の少女を袋叩きにする
少女の名前は前田 美穂(まえだ みほ)前髪で隠れているが可愛らしくて大人しい…普通の女の子…
私の名前は涼原 奈緒(すずはら なお)。
ちなみに季節は12月というなんとも寒い時期…
それと私達は中学三年生。
世にいう受験生だ……中3なのにこんな馬鹿らしいことするなんて笑える
私?私は……傍観者。
変に巻き込まれたら、めんどくさいでしょ?
まがったりすることは嫌い…でも、めんどくさいのはもっと嫌い
最初は陰口だけだったいじめ。
それは次第にものを隠し、暴力を振るい……とエスカレートしていく。
恐らく先生らも気づいていると思う。
ほんと、人間って……
“残酷”
はぁ…とため息をし窓のその外に目を向けた次の瞬間
ガタガタッ
と大きな音が教室中に響き渡る
何事だ?とそちらを向けば何があったのか複数の椅子や机の下敷きになり気を失っている前田さん……
「ッ…や。ば……」
冴子がそうつぶやくと次々と周りからも声が上がる
「おいっ、どーすんだよ……」
彼は津田 聡(つだ つとむ)。冴子の彼氏だ。
冴子は女子のリーダー、聡は男子のリーダー…ほんとに、カップルの2人が揃ってクソみたいだな
「ど。どーしよ」
「わっ、私知らないっ」
「私も…」
「俺だって…!!」
仕方ない。誰も運ぼうとしないし
死なれでもしたら困る。
その場をたとうとするより先に冴子が声を張り上げる
「何!?あんた達逃げるわけ!?へぇ、なら最初に逃げたやつ、次のターゲットにしてやるっ」
「「「…っ、そんなっ」」」
「おっ、冴子天才じゃん!…てか、コイツ、森にでも捨ててくっか?」
「聡、あんたもなかなかいいこと言うわね」
脳みそが腐ってる…
てか、さっきまでの焦りはどこだよ…
クラスの奴らは二人に命令されいそいそと椅子やらをどかして前田さんを数人が担ぎ何処かへ行こうとする。
おいおいまじでか…
「ねぇ……何やってんの?」
気づけば体が勝手に動いていた
前田さんを担いでいた数人のうちの一人、メガネで地味なクラス委員長さんの腕をつかみ声をかける
無言で“なんも言うな!“と言わんばかりに睨みつけてくる
「…ちょっと、なに私らの邪魔しようとしてるのよ涼原さん♪」
ターゲットにするわよ?と耳元で呟かれる
「はっ、馬鹿らしい……んなの怖くねぇーよ」
鼻で笑い、数人から前田さんを奪いさりそのまま保健室までおんぶして行った。
途中何人かの先生に会った。
だが私がおんぶしているのが気絶をした前田さんだと気づくとすぐさま気づきませんでした…といったすましがおで通り過ぎていく…
どこまでも腐ってんな
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