あなたに恋心~handlingーWarning??【完】
額に乗せたタオルを変えようと改めて顔を見る。
目付きは怖いけど、寝顔を改めてよく見ると整った顔立ちをしている。
好きな顔ではある、のかな。
って上からかよ。
思いながら顔の汗を拭いて当て直す。
「…うーん、……たちばな、……さん」
「えっ!?」
どうして名前を、と思ったけれど、コンビニの制服に名札が付いていることに気付く。
「ああ……って、ああっ!!」
思わず大きな声が出て口を押さえる。
お店に連絡しなくては!!
リュックから携帯電話を出すと、電池が切れていた。
そんなばかな。
困った。