あなたに恋心~handlingーWarning??【完】
「…えっ??!!なんで???ちょっと待っててください」
とりあえずタクシーから出て走る。
「あの…えっと、ごめんなさい」
「代金、お支払いただけますか??」
困った顔で運転手さんが出てきた。
「…何してんですか…ホントに」
来ていた上着のポケットから財布を出すと、立て替えてくれた。
「…すみません」
「とりあえず、部屋まで戻りましょ」
「えっ!?えっと、荷物、いやお体は」
リュックも気になるけれど、なにより体の具合だ。
いや、それより。
「…お、奥様…は…???」
「おくさま???」
キョトンとされる。