恐るべき冷酷さ加減。
僕に嫁さんを、というけれど、君で良かったのだけれど、
もちろん君なのだけれど(笑)、まあ、今、君に話しているのだから、怒る姿もまたかわいいが聞いてほしい。

それはね、本当にね、誰でもいい、という話なんだ。
そんなこと、分からない相手にいう話ではないけどね。
不幸というのは、神の要諦を知らぬことやからね。
今の神のおはたらきを知らぬ、いうことやからね。
別に主役に躍り出たくもない。のだ。そりゃね。
まったく逆をいこうとするんだから驚きだがね、個人の責任ではないんだよ。神様の表現なんだ。分かりにくい愛の表現だ。誤解されやすい。全然伝わってない。難しすぎる。しかし、僕には伝わってる。

だからね、大丈夫だ。
二回も同じこと言われたら、いい加減こちらも、諦めて改めねばならなーい。
君はマフラーに顔をうずめた。
三方の上には、琵琶の焼酎漬けがうず高く積まれてるというもんだ。
満月!
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