君の前では王子の仮面をかぶるので覚悟してください。
「…それで…どこで会うの?約束した人と」


まじで覚悟してろ、
誰だか知らんが



ーーーー



「…あれっ?拓深くん、だよね?」

「残念ながら佳詠は来ねえよ。」

普段の“ 拓深 ”とはかけ離れた俺に
顔が引きつってる

「あのさぁ、俺の佳詠なの。
次あいつに近づいたら…俺さ、君になにするかわかんないから。」

「…えっ?えっ?」

ドンッー

男に壁ドンをする趣味はねぇけど…


最後にぼそっと呟く

「そこんところ…よろしくね?」


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