7日目のエピローグ
でも、なぜか突然、2人は別れた。
多分、5月くらいだったと思う。
学年内でも結構話題に上った。
それから桃菜は、西澤のことは話さないようになった。
その時は私も深入りしないように、黙って桃菜の横を歩いてた。

それが、今になって急に。

「いきなりどうしたの?」
「いやー、なんかね…自分でもわかんないんだけどー…好きかも」
私はその言葉を聞いてにっこり微笑んだ。
「うん、わかるよ!頑張ってね」
ちょっと微笑ましい。
すると、いきなり抱きつかれた。
「めいーー!めいだけが頼りだよぅ!このこと、めいにしか話してないからね!?」
「えっ?」

どういう意味だろう。私だけ?

「え、なんで?」
「だって本当に信用出来るのがめいしかいないんだもん」

「…え、だって優梨とか、知香とかいるじゃん。なぜに私?」
優梨とか知香は、桃菜と同じクラスの仲良い子たち。
桃菜が大きくため息をついた。

「優梨とか知香は、悩み相談できる存在じゃないの。めいにだけ話したかった」
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