【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
自覚がないのは始末が悪い

前に言われたことがあるのは、

「お前は意外に影響力あるんやから、発言に気をつけや」

ということ。

でも。

うち…しがない花屋やし、知名度あんまりない書家やで?!

書家には珍しいサウスポーやけど。

日本なら、いそうな気がするんですよ…左利きの書家って。

でも去年やったかな、真田丸の話をWikipediaで調べてたとき「天王寺区出身の主な有名人」の欄に、いつの間にかうちの名前があって、

「ちょっ…うちいつからそんな扱いなったんや?!」

って本人がびっくり!

おかしいなぁ…と考えても思い当たる節はないし。

まぁTwitterやってたときは、フォロワーだいたい1000人ちょいぐらいで、まぁ一般的な人よりはちょっと多いのかなぐらいなことはありますけど、でもうちよりフォロワーいっぱいな人はたくさんいますからね。

そこに説得力はないですよ。

それで冒頭のことを言った友達に訊いてみたら、

「お前何回か個展やってるやろ?」

と回答が来まして。

えっ…書家とかフラワーアートとかって、個展みんなやらないの?!

ここ9年ぐらいは個展してないですけど、確かに過去うち3回やってまして。

でもあのときは宣伝打たんかったのもあって、5日間でだいたい500人ぐらいしか来んかったしなぁ…。

これも説得力には欠けるなぁ。

いまだに自分の知名度や影響力が分からないまま今に至ってます。

でも。

どの程度の影響力なのかを知っとかないと、いくら発言に気をつけろと言われても、発言の匙加減が出来んやないかって。

なので今はとりあえずこのぐらい…みたいな感じでやってます。

半分はありがたいけど、半分はめんどくさいなという話でした。



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