【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
映像化って大事なんですよね
うちの小説は基本的に映像化を頭にいれながら書いてます。
アニメであれ映画であれドラマであれ、このシーンはこの場所でロケすると撮りやすい、みたいにしてあります。
ただ。
裏返せば許可とかがないと撮れないんで、かなり限定してあるぶんハードルは高いかなとも思います。
理由は簡単。
それがいちばん1シーンとしては美しいと思うから描く訳で、誰も汚い小説なんか読みたくはないと思うんですよね。
うちもキレイなものが見たいですからね。
あざといとか計算高いとか言われそうですが、表現で美しくするための計算高さは悪いことではないと思うんですよ。
だって最近大ヒットしたアニメも、ストーリーは割と定番な観はありますけど、あの映像美は何度も見たくなります。
だから今までうちが見た中で美しいなと思った西陣の椿寺や洛北の常照皇寺、あるいは二尊院の紅葉馬場とか、龍吟庵の庭園とかでシーンを描きたいんですよね。
ただロケしたら聖地巡礼とかでえらいことなるのかなとか、頭によぎる日はありますけどね。