【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
無明の闇夜と青葉の時代
ちょっと書けないジャンルがうちにはありましてね。
青春もの、書けないのですよ。
なぜかうまく書けない。
まあ成人式の2日後が阪神大震災じゃあ、爽やかには書けないでさーね。
だから成人式の写真がないんですよ。
焼けちゃって。
その前後の記憶も曖昧…。
神奈川に疎開したのは覚えてますが、疎開先で誕生日直前に起きたのがサリン事件…まぁこれじゃあハード過ぎて書けたもんじゃない。
だいたい重石が盛り沢山すぎる。
至って普通やったはずが、引っくり返されてゆく…。
そら人生観くつがえりまんがな。
それから何か歯車狂いっぱなしな感なきにしもあらずですがね。
出来れば平和に青春過ごしたかったなぁ。
だからじゃないけど、就職してから遅れてきた青春を取り戻そうと必死で。
だからだんだんずれてゆく。
そのひずみが直らないまんま今もどっかずれてて。
こうやってずれたまんま死んでゆくのかなーって今は諦めてますけどね。
ま、書けたら書くわって話ですわ。