【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
ないのなら作ってみしょう
さて、今回はマニアックにバイクの話。
前に紹介したカスタムカブの前に取り付けてあるバイザーが、飛んできた小石で壊れたのは連休前。
Amazonかなんかでオーダーしようかなと思いましたけど…高いんですよ正直。
値段が。
で、まぁいろんな検索かけたら自作がかなりいるんで、ならば作ってみしょうとばかりにこさえてみました。
まず材料はダイソーのPP板と、近所になぜか3軒もあるホームセンターをハシゴして、手に入れた家具用の補強金具。
さらに窓用パッキン。
しめて約1300円也。
まずは型紙をボール紙で作成し、ハンドパンチ刃でドリル穴も決めといてからPP板を切る。
幸いトタン切りがあるので2mm位までは大丈夫!
かくして加工、穴あけと経て、アールをつけるべく80度の熱湯に入れたり冷やしたりしながら曲げ加工。
こうして一連の工程を経て晴れて取り付けたのは、敢えて選んだ烏帽子形。
だって…円みのデザインはみんな着けてるからつまらんのやもん。
こういう「なければ作る」という鉄腕DASH的なTOKIO式な発想、実は蝶眠家では祖父の代から約80年ほど受け継がれてきた思想でもあるのです。
なんでも金かけて買やぁいいってもんではない。
で。
正面からだと将棋の駒みたいな形ながら、でも妙に似合ってしまうのがカスタムカブの良いところ。
ちなみにパッキンは縁にモールがわりに嵌め込んで強度を出したという手間の込みよう。
前に円みのあるバイザーはつけてたけど、何かダサい感が否めんかったのよねー。
まぁ切り出しの際に丸いと時間がかかるからという理由で駒型にしたわけやけど、これが怪我の功名やったわけやね。
なんでも作ってみるもんやね。