【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
斬らない新撰組
最近チマチマ書いてるのが『そろばん隊士』という作品。
舞台は新撰組ですが主人公は勘定方、つまり会計担当でして。
ほとんど見回らない隊士なのです。
で。
しかもこれが実在だから、
「これは書かずにおくものか」
とばかりに書いてますが、今のところ主人公が刀を抜いたシーンは1箇所だけ。
新撰組らしくねーなー。
しかもよくありがちな恋愛もなければ、タイムトリップもない。
すなわち「ケータイ小説らしくないケータイ小説」を書こうってんだから、まぁ無謀というかなんというか。
まだ今の段階では明治維新の前ですから、このあとは油小路事件とか鳥羽伏見とか戦闘が出る流れですが、さぁどうしようかなと。
しかも調べた限り、主人公が在籍した期間は例の制服はほとんど着られてなかったし、池田屋の階段落ちは主人公の在籍前だから全部カットだしで、まぁらしくなさ全開です。
なんだか書いてて、組織の中の人間の話みたいな感じで、なんかサラリーマンみたいだなとか思いながらも書いてます。
でも、たまにはこういう異色の新撰組モノ、あっても良いような気はしてます。
読者としても読みたかったしね。
でも異色すぎて、誰も読者登録がないってのも、まぁ面白いからいいかなと。
とりあえず中編ぐらいにしたいけど…話の流れで行くと長編になりそうです。