【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
アレルギーが…アレルギーが…
ようやく夏らしくなった札幌の風物詩に、ポプラの綿毛が雪のように舞う風景があります。
ポプラは柳の仲間ですから、まぁ柳の綿毛といい柳絮皚々といった雰囲気ですが、これがうちには鬼門でして。
ポプラの綿毛のアレルギーなのですよ、実は…
だからこの時期ひどくなると寝込んでたりします。
いい季節なのになぁ。
分かったのは札幌に来てからすぐ。
パッチテストをやったら、ポプラの綿毛とビール酵母とネコ毛がアレルギー反応出まして。
まぁビールは飲まなければいい。
どっちゃかっちゃあ酎ハイとかカリモーチョとか、あとキューバリブレが好きやし。
ネコ毛にしたって、猫派なのにさわれないし飼えないけど、まぁ映像で見てりゃなんとかなる。
問題はポプラの綿毛…
これは札幌で仕事を続ける限り、向き合わなきゃなんない。
しかも。
うちの近くに北大のキャンパスがありまして、まぁ風向きによっちゃワサワサ飛んできます。
そんな日は地獄です。
運転なんかできゃしない。
鼻はぐずぐず、目は痒くなり、しまいにゃ呼吸が荒くなってダウン…
ま、これが来ると夏だなと体で感じます。