【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
長生きはメリットか?
うちねぇ、あんまり長生きってメリット感じんのですよ昔から。
まぁそもそも人間社会に対して醒めた感想しかないってのもありまして、
「人って飯食うて金かせいでセックスしたら終わりなんちゃうの?」
みたいに実にドライなとこがありましてね。
だから、
「好きなことやって好きなように生きたら、別に長生きせんでもえぇんちゃう?」
って考えなんですよね。
で。
うちは他人にこきつかわれたくないから自営して、まぁそんなに蓄えはないけど自由に生きてまして。
だからまぁ世の中みなさんヒイヒイ言わされてるのを見てると、
「もうちょい世界は広いんやけどなぁ」
とも感じたりするんですよね。
うちの周りにも会社で人間関係のストレス抱えてんの何人かいますけど、
「それ思ってるんやったら言えや」
って、うちはなります。
まぁ事実言ったりしてたんで、かなりトラブルメーカーやったらしいんですけどね。
ただ。
きっとトラブルメーカーになってまで、嫌われてまで自我を通したくないって、変な見栄みたいなもんもあるんかも分かりませんね。
うちなんか嫌われるの慣れてるから、
「別にあんたに好かれんでも、他所から好かれとったらえぇ」
ってなるんですよね。
「世の中あんただけが人間やあれへん、ぎょうさんおんねん」
という発想、意外に大切なのかも知れないですね。