【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
忌憚なく言えって言われたから…
うちはよく猛毒性の毒舌と言われます。
まぁそこは、否定しません。
だって、
「忌憚なく言ってください」
って言われたから、字義どおり言うだけなんですけど、それで何人も撃沈させてきました。
前に、
「心霊スポットにゆくぞ!」
となりまして、友達3人と車でそういうスポットに行ったことがありまして。
うちはちなみに霊感ゼロです。
で、学生時代に専攻が化学工学でしたから、
「人魂の鬼火ってのは、あれはリン酸化合物のエアポケットにおける自然発火現象で」
なーんて、身も蓋もないことばっかり着くまでに話してたんですよ。
そしたら。
ダム近くのホテル跡ってあたりで、実際に見えたらしいんですね。
何度も言いますがうちは霊感ゼロです。
うちが先に現象を解説してたから、肝試しというよりまるで自然観察会みたいな感じになりまして。
で、
「お前があんなこと言うから怖くねぇじゃねーか!」
などと帰りにディスられる始末…。
でもしゃーないやん。
分からんもんは分からんのやもん。
まぁそんな感じで、うちを心霊スポットにつれて行くと怖くなくなる、という話。