【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
傘がなければ…

帰り道、夕立に遭いまして。

仕方なく出先で雨宿りをしてました。

それまで蒸し暑かったのがひんやりして、帰り道が気持ち良かったです。

虹は見えなかったなー。

ところで…

みなさんは雨に出先であたったらどうしますか?

まぁ、

「雨が降ったら傘さして、傘がなければ濡れて行く」

なんてのは、たまにいますよね。

中にはネットでタクシー呼んじゃう人もあります。

ご時世ですねー。

うちは急がない限りまず雨宿りします。

で。

一応ネットは見るけど、タクシーは呼ばずに、雨雲レーダーを見る。

それで30分ぐらいで止むなら待ちます。

急がない限りはね。

だって人生、急ぐような道中でもないでしょーよってのが、うちのペースなんですよね。

多分人生の時間が残り少なくなっても、うちは変わらないかなと。

だって一度死にそうになりましたから。

それで毎日毎日を精一杯生きる「一日一生」というスタンスなんですから。

仮にこれが明日絶筆になっても、言いたいことは言えてるから後悔はないです。

今はね…みんな言いたいことを我慢してるような気がするんですよ。

やれ空気読めだの忖度しろだの。

まぁ、都会で人間だらけのなか暮らして行くには仕方ないかなとは思います。

でもそんなんじゃ、明日咲くかもしれないつぼみを、つぼみのまま見過ごして終わってしまう。

雨宿りって、冷静になって判断できるチャンスやったりもします。

意外に、大事なんですけどねー。



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