【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
正しく理解するという努力
こないだちょっとたまたまふとしたきっかけでBLの話題になりまして。
ただねー、うちよう分からんのですよ。
女の子大好きやから(爆)
で、うちは分からんとき資料や辞書で調べたがる癖がありまして。
正しく理解せんとね。
特にデリケートな話題なんで、正しく学んで、正しく知識として身に付けようということなのです。
まずBLと検索すると「同性愛」「男色」と出ました。
まぁ同性愛は女性もありますから、そこで「男色」を掘り下げると「衆道」とか「若衆の契り」とか、戦国時代の話で出てきたワードが出まして。
あ、なるほど。
なんだ衆道のことか、と理解できました。
このワードは知ってます。
ざっくりした説明をしますが、要は主従の男同士が肉体で関係を結びまして、一度でも結んだら浮気は許されないし、時には生死すら共にする…というものでありまして。
まぁ肉体で主従関係を強化するという意味もあります。
一度でも関係を結ぶと血判を取り交わして、仮に主君が新しい相手を見つけたら、きちんと関係を整理しなければならない。
ちなみにこれで失敗したり、主君が二股をかけたりで御家騒動になった例もあります。
また、捨てられたと感じた家来が逆恨みで主君を討ち果たしたり、敵に内通して合戦に発展した…などという例もあります。
さらに小姓の取り合いが原因で合戦になったり、美少年がどこそこにいると分かるや誘拐同然に連れてきたり、あるいは美少年が売買される市場が立ったり…と、驚くべき事例の資料もあります。
中には美少年を多く召し抱え、それを誇示することで権威としたという例もあります。
中世後半から近世にかけて、実に盛んな社会の現象の一つでもあったことが、これらの事象で瞭然な訳なんですよね。
しかし。
これらの根源には「人が人を愛する」という、明快でシンプルな答がそこにある訳です。
この明快でシンプルな答、うちは大事なような気がしますよ。
自分はそういう傾向ではないけど、でも世の中にはそうい人たちがあって、共存しながら暮らしている…うちはそういう無駄のない考え方で良いような気がしますけどね。