【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
言わずに死ねるか!

ちょっと病気の話です。

ほとんど病気をやらないうちが、脳出血という大病に遭遇したのは36歳。

はっきり覚えてますけど、まぁ真夏の晴れて暑い昼前でしたね。

たまたま仕事中にプチって音がして、ほどなく頭がブワーンってあたたかくなって。

すぐにバイクで病院行って処置してもらいましたから、ちょっと記憶力が落ちて口下手になったぐらいで済みましたけど、まあ9ヶ月ぐらい戻すまでかかりました。

知り合いのドクターにバイク運転した話したら、めっちゃ怒られましたけど。

あれで。

ひさびさに死を意識したからか、好きなように生きるって気持ちが尚更、強くなりましたね。

で。

ああいう場面で死にかけてるから、ちょっとやそっとではたじろがなくなりました。

いかに死ぬかは、いかに生きるか。

こういうことにも気づくようになって、それまで理系で書いたことすらなかった小説も書くようになりまして。

ブログも毎日、これが絶筆かも知れないからと覚悟をしながら、でも毎日を目一杯生きようと決めて書いてて。

だからではないけど、闘病しながら生きる人の気持ちは少しですが、痛いぐらい深く伝わります。

みなさん、生きてるのが当たり前やと思ってたら大間違いですからね。

命は大切にしましょう。



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