【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
やる気スイッチったって、ねぇ…
うちには悪い癖があります。
それは、
『努力が無駄だとわかったら途端にあきらめてしまう』
という、あからさまによろしくないヤツです。
でも一時の感情でやめないんですよね。
腹が立っても一時的。
けど、
『あ、これは何しても無駄やな』
って分かったら、さっさと見切って次に行っちゃうんですよ。
花屋がダメなら書家、書がダメなら陶芸、陶芸がうまくゆかないと小説…みたいな感じで。
まぁそれぞれがそれぞれの気分転換になってますから、プラスなときにはいいんですよ。
これがマイナスになるとスパイラルになるんですよね。
よく言えば見切りが早い。
悪く言えば中途半端。
だからうちは多才って感覚がないんですよ。
知ってる変な雑学も、たまたま関わりがあるものを調べたら身に付いただけ。
何の収入にもならない。
だからねみなさん、世の中でうまく行くにはね、平たくいやぁアホになりゃいいんですよ。
考えなくて済むし、脳が単純だからパワー浪費もない。
うちもそうなりたかったなー。