【エッセイ】『願はくは花のもとにて』
あんまり読まれないだろうから
うちはね、あんまり読者さんの目線は意識しないようにしてます。
悪い意味ではないですよ。
前に「こうやったらウケるかな」って迎合して書いたのがあって、それがあんまりにも読まれないから、頭来て迎合するのやめたんですね。
「ほなえぇわ、好きなように好きなもん書かさしてもらうで」
で書いてますが、案外そうしたほうが読んでいただいております。
でも世の中って、見てる方はちゃんと見てるんですね。
「手を抜いてない作品ばかりなんで好きです」
と言ってくださったファンの方があって、そんなときには、書いてて良かったわーってなります。
前にも触れましたがうちの作品には履歴書と関係図と地図が資料としてあるんで、多少つたなくてもベースでなんとかなってる面もあります(苦笑)
あんまり他所にはないんやないかな、キャラクターのバイト遍歴とか手取りの給料額を細かく決めてある作品って。
だって決めとかなきゃ、貧乏人がポルシェ乗ってたら作品にリアリティないでしょ。
だから「秘書室長なら年収はナンボ、その中でローン払いながら乗れる外国車は、何万までならケータハムで、さらに上ならビートル」みたいに細かく割り出して書いてたりする訳です。
もうちょいテキトーに書いても良かりそうな気もしなくはないですが、けどやっぱり秘書室長はトヨタよりケータハムに乗ってて欲しいわけですよ、うちにすれば。
まぁこうやってリアリティは追求してるってことなんですけどね。