届くなら、あの日見た空をもう一度。
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目を細めてしまうくらい明るい部屋の中、机に置かれたカップからは湯気が立ち上っている。
雲がでていても日差しはこんなに強く届くんだな。
と、そう思った。
本当なら駅前の本屋に寄って、なんでもいいから本を買って、あのカフェで時間を潰そうと思った。
一人で過ごすにはこの部屋に流れる時間はあまりにゆっくりで長いから。
だから。
そう思ったのに。
なんとなく。
今日はここに居たいと思った。