きっとこの輝きは消えないでしょう。
秘密
あれから、3ヶ月が経った。
景色は白一色で、それはとても綺麗だ。
その中を僕とアンザは今日も歩く。
毎日のように探し回っているんだ。それがとても楽しくて。
不思議なんだ。
彼女といる時だけ、自然と笑っていられる。
それは、一体なぜなんだろう。
「おーい!トパズーー!」
「おはよう、アンザ」
彼女の元へ近付くと胸のあたりに熱が帯びる。
時にはほんのり温かく、ある時は燃えるような熱さを感じる。
それはいつだって彼女の傍にいるとき。
そして、今はほんのり温かい。
「遅いよ。すっごく寒かったんだぞ!」
「そうかなあ。アンザが早いだけなんじゃない?それにそんな格好してるから寒いんでしょ」
パンツから覗くほんのり紅く色付いた長く綺麗な脚を指さした。
……見ているこっちが寒いよ。
「遅いもんは遅いんだよ!っ、そんなって言うな!ほら、行くぞっ」
白い息が力強く宙に浮き上がり、そのまま馴染んでいくのをみた。
それからアンザの背中を追いかけた。