きっとこの輝きは消えないでしょう。
「あの子に似てるんだよ、キミが」
息を吐くようにそう言うと手を弱く握られた。
「あの子の笑った顔、僕好きなんだ。太陽みたいでいつも周りが明るく元気になる。そして僕の心も。その子の傍にいるだけで世界が変わったんだ」
その感覚がキミの傍にいるときだけあの頃みたいなんだ。
そう一つ目を瞬かせて言うとパチっと視線が重なった。
心臓がやけにうるさい。
辺りが静まり返っているから余計うるさい。うるさすぎる。
「この前言ったよね。この国の伝説の存在のこと」
オレは何も言わなかった。
ただ見つめられるその輝く瞳を見ているだけ。
ドキリとした胸は一瞬光った目に。
彼が言おうとしてる言葉を聞きたくないと思ってしまう。
耳を塞ぎたくなった。
でもその手は彼によって動かすこともできない。なんせ自分の体が鉛のように重すぎる。
トパズは空いてる手を胸に当てて言った。
「ちゃんといるんだよ、ココに。
……僕が、宝石心臓なんだ」
それがキミに言おうとしてた僕の秘密なんだ。
そう言った声は静かだった。それ故、オレには頭が痛くなるくらい大きく響いてた。