きっとこの輝きは消えないでしょう。
「……トパズ」
「なに?あ、分かった!今から探しに行こうでしょ。待ってね、今支度してくる、!?」
離れようとする彼を今度はオレが引き留めた。
「もう、いいよ。トパズとはもうここで終わりにする」
その声は震えていたかもしれない。
それでも、もう、トパズには関わらないようにしようと思った一心で伝える。
「ありがとう。とても楽しかったよ」
「え、なに?ごめんよく理解できない。……なんで?」
「探してる人見つかったから」
「そっ、か……」
「うん、そう。だからもういいよ。オレはもといた場所に帰っ、」
「納得いかない」
遮った声は酷く冷たくて、低かった。
目を見た。
燃えるような真っ赤な目をしていた。
初めて見る色に『やっぱり』と確信を持ち、それ故、怒っているのだろうと関心する。
「は?なに納得いかないって。探してる人見つけたって言ってんじゃん!」
「アンザは嘘ついてる」
息をのんだ。
そして、ムカつくほど言い当てたトパズを睨んだ。
胸の内で笑う。
……そうだよ全部嘘に決まってんじゃん。
これから、もっと傷付けることを言うんだから。
もう終わりなんだ。トパズとは。これから先も一生会うこともない。
さようなら、トパズ。