きっとこの輝きは消えないでしょう。
「ザン……」
間抜けな顔をした。
そう思うのはザンが笑ってるから。馬鹿にしたように。
「その顔も相変わらずだな。クククっ」
「なんで、ここにいるんだよ」
そればかりが脳を占める。
なんでここに……。
後をついてきた、とか?
だとしてもなんでついてくる必要があるんだ?
心配してか?
ボスはオレ1人に任せたんだぞ?
認めてるって言ってたし。
「まぁー……たまたまだな」
「たまたま?」
「見つけられたか?宝石心臓」
その言葉に大きく心臓が飛び跳ねた。
ザンの目が光ってる。
まるで心を読み取るように。
目を逸らした。意図的に。
「その様子だと見つけたんだ、」
「見つけてない!」
投げた声に周りが騒がしくなった。
木々に隠れた鳥が飛ぶ。
風が葉を擦る。
そして、ザンが近づく。