再会からそれは始まった。
エピローグ
次の日の日曜日は、南くんに朝早くから叩き起こされる。
もう・・・この人は昨晩何があろうとも、スッキリ朝目覚めてしまうんだから。
私は、まだ昨日の夜の甘い感覚が全身に残った身体をひきずって寝室から出る。
ダイニングのテーブルには、おにぎり、からあげ、卵焼き・・・美味しそうなお弁当が出来上がっている。
「うわーーー!どうしたの?これ?」
南くんは、どうだすごいだろと言わんばかりに得意げな顔をして言う。
「天気がいいから、ピクニック。」
「なんか、南くんってサプライズ好き?」
「早く着替えてこい。」
「うわーい!!」
というわけで、今、私たちは東京駅の特急列車に乗って発車するのを待っている。
「ね、どこ行くの?」
「わかんない?」
「うん。」
「お前の実家は、まだ俺たちの高校の近くにあるのか?」
「え?」
「あの私たちの高校に行くの?」
「うん。なんかお前と行きたくなった。」
電車が動き出す。
しばらくして高架線から電車の窓の外を見ると、B.C.Square Tokyoが他のビルとビルの間から、姿をのぞかせている。
向かいに座った南くんも窓際に頬杖をつきながら、あのビルを眺めている。
「ねえ、お腹すいたね。お弁当食べよう!」
「おう。」
「高校の頃から、南くんのお弁当狙っていたんだ。
夢が叶ったー!」
私は、嬉しくなってお弁当の蓋をあける。
もう・・・この人は昨晩何があろうとも、スッキリ朝目覚めてしまうんだから。
私は、まだ昨日の夜の甘い感覚が全身に残った身体をひきずって寝室から出る。
ダイニングのテーブルには、おにぎり、からあげ、卵焼き・・・美味しそうなお弁当が出来上がっている。
「うわーーー!どうしたの?これ?」
南くんは、どうだすごいだろと言わんばかりに得意げな顔をして言う。
「天気がいいから、ピクニック。」
「なんか、南くんってサプライズ好き?」
「早く着替えてこい。」
「うわーい!!」
というわけで、今、私たちは東京駅の特急列車に乗って発車するのを待っている。
「ね、どこ行くの?」
「わかんない?」
「うん。」
「お前の実家は、まだ俺たちの高校の近くにあるのか?」
「え?」
「あの私たちの高校に行くの?」
「うん。なんかお前と行きたくなった。」
電車が動き出す。
しばらくして高架線から電車の窓の外を見ると、B.C.Square Tokyoが他のビルとビルの間から、姿をのぞかせている。
向かいに座った南くんも窓際に頬杖をつきながら、あのビルを眺めている。
「ねえ、お腹すいたね。お弁当食べよう!」
「おう。」
「高校の頃から、南くんのお弁当狙っていたんだ。
夢が叶ったー!」
私は、嬉しくなってお弁当の蓋をあける。