再会からそれは始まった。
エレベーターが来るのを待ちながら、秘書さんは私に聞く。
「そういえば、お名前は」
「あ、磯崎花です。 これ」
と自分の名刺を差し出す。
「 新崎デザイン事務所のデザイナーさんなのね。あのキャラクターとかもあなたが?」
とビルの前に張り出してあるポップを指差して言う。
「はい。そうです。3人チームでやってますけど、今回のコンセプトは私のアイデアが採用されました。」
「そうなのね!」とキラキラした目で嬉しそうに秘書さんが言ってくれると、私も嬉しくなる。
この人もまた、このビルが出来上がっていくのを楽しみにしているんだ。
秘書さんからも名刺を渡される。
「松山です。」
「あ、ありがとうございます。」
なんだかそのピシッとした名刺の渡し方に、私までピンっと背筋が伸びる。
「明日から少しずつ各企業がフロアに引っ越して来るのよ。いよいよね。」
「そうなんですか。完成したら完成したで寂しいですね。つい昨日まではコンチクショー!早く終われー!私の睡眠時間を返せー!って思っていましたけど。」
そう言うと秘書さんは吹き出して
「それは申し訳なかったですね。」
「どんでん返しのドS社長ですから。それが、南君だったとはねえ。しかも、移動でヘリに乗るってなんですか?もう驚きですよ。」
秘書さんはますます笑い出して、
「ほんと、すごい偶然ね。」
うううん。魅力的な人。私は、松山さんの華やかさに見惚れてしまう。
「そういえば、お名前は」
「あ、磯崎花です。 これ」
と自分の名刺を差し出す。
「 新崎デザイン事務所のデザイナーさんなのね。あのキャラクターとかもあなたが?」
とビルの前に張り出してあるポップを指差して言う。
「はい。そうです。3人チームでやってますけど、今回のコンセプトは私のアイデアが採用されました。」
「そうなのね!」とキラキラした目で嬉しそうに秘書さんが言ってくれると、私も嬉しくなる。
この人もまた、このビルが出来上がっていくのを楽しみにしているんだ。
秘書さんからも名刺を渡される。
「松山です。」
「あ、ありがとうございます。」
なんだかそのピシッとした名刺の渡し方に、私までピンっと背筋が伸びる。
「明日から少しずつ各企業がフロアに引っ越して来るのよ。いよいよね。」
「そうなんですか。完成したら完成したで寂しいですね。つい昨日まではコンチクショー!早く終われー!私の睡眠時間を返せー!って思っていましたけど。」
そう言うと秘書さんは吹き出して
「それは申し訳なかったですね。」
「どんでん返しのドS社長ですから。それが、南君だったとはねえ。しかも、移動でヘリに乗るってなんですか?もう驚きですよ。」
秘書さんはますます笑い出して、
「ほんと、すごい偶然ね。」
うううん。魅力的な人。私は、松山さんの華やかさに見惚れてしまう。