冷徹副社長と甘やかし同棲生活
「おはようございます」
「おはよう。今日の朝食はなんだ?」
「THE 和食です」
「健康的でいいな。食後にコーヒーも頼む」
「はい」
ダイニングテーブルに料理を並べて、二人で手を合わせてから食べ始めた。
「作りすぎてしまったので、多かったら残してくださいね」
「このくらい余裕だ。お前は無理そうなのか?」
「そうですね、ご飯と味噌汁くらいしか食べられないかも……」
まだ早いせいか、あまり食欲がない。実家にいたときも、朝はヨーグルトくらいしか食べていなかった。
つい二人分作ってしまったけど、椿さんの分だけにしておけばよかったかも。