冷徹副社長と甘やかし同棲生活
「柏木、お前は家で家政婦として働け」
「…………え?」
「俺の身の回りの世話を任せる。具体的には一日三食分の料理に、掃除、洗濯、ゴミ捨て等だな」
まさか、副社長からこんな提案をされるなんて思ってもいなかった。
一日三食分の食事に、ゴミ捨てまで……? はたして仕事と両立できるのだろうか。
「それって、出社前と後に副社長の家に伺って家事をするってことですか?」
「いや、住み込みで働いてもらう。その方がお互いにメリットがあるだろう」
「すすすすすすす、住み込み!? 私が、副社長の家に!?」
副社長の要求が斜め上すぎて、頭がパンクしてしまいそうだ。
家族以外の男性と、付き合ってもいないのに一緒に住むなんて……。