恋の後味はとびきり甘く★おまけSS★
モン・トレゾーの隣の喫茶店が閉店したので、そことの壁を打ち抜いて、モン・トレゾーを拡張した。喫茶店の厨房を改装して、涼介くんはそこでショコラトリー・アール・タキイのトリュフや生チョコを作るのだ。そして私は店舗でショコラトリー・アール・タキイのチョコレートとともに、今まで通り世界各地から買い付けたチョコレートを販売する。
二人の夢が一つになった形。それが新しい私の店。ショコラトリー・アール・タキイ&モン・トレゾーだ。
そのとき、ドンと大きな音がして、窓の外で鮮やかな色の光が弾け飛んだ。
「あ、花火」
私と涼介くんが同時に声を上げた。
今日はベルギーの独立記念日で、各地で祝賀イベントが開かれている。
「俺たちが新しい出発をするのを祝ってくれているみたいだ」
私もそう思う……なんて、ベルギーの人たちに怒られちゃうかな?
そんなことを思っていると、涼介くんが私の背中に回した手にキュッと力を入れ、私を抱き寄せた。
「鈴音さん、新しいスタートを前にして、改めて誓わせてください」
涼介くんが急に改まった口調になったので、私は驚いて彼の腕の中から彼を見上げた。
二人の夢が一つになった形。それが新しい私の店。ショコラトリー・アール・タキイ&モン・トレゾーだ。
そのとき、ドンと大きな音がして、窓の外で鮮やかな色の光が弾け飛んだ。
「あ、花火」
私と涼介くんが同時に声を上げた。
今日はベルギーの独立記念日で、各地で祝賀イベントが開かれている。
「俺たちが新しい出発をするのを祝ってくれているみたいだ」
私もそう思う……なんて、ベルギーの人たちに怒られちゃうかな?
そんなことを思っていると、涼介くんが私の背中に回した手にキュッと力を入れ、私を抱き寄せた。
「鈴音さん、新しいスタートを前にして、改めて誓わせてください」
涼介くんが急に改まった口調になったので、私は驚いて彼の腕の中から彼を見上げた。