PROGRESS Ⅱ



「価値がない、かぁ。言ってくれるよね。」


ひとりでつぶやいても

私の部屋だし、仕方ないか。

あのあと、私は自分でびっくりするくらい

おとなしかった。

価値がない人間。

この言葉が頭の中を駆け巡った。


「笑っちゃうな~。」


ん?

着信、誰からだろう。

有理だ。


『実行日時は明後日。
集合は私の家に夜の11時。以上』


明後日か。

明日は休日だし、何しようかな

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