悪魔の証明
ミシマ



ミシマ:
おまえら、このDQNの実話小説調べてきましたか?

マリー・ジェーン:
調べたよー。

cyberforce:
「愛海」読んだよ。てか、なげーよ。

イグナシオ:
調べたよん、DQNw。小説バカウレw。

千年男優:
実話だっていうから、読んでみたら脳内ファンタジー全開だな。あれで逮捕されっちまうんだったら、一般人誰でも捕まる可能性があるじゃねえか。


イグナシオ:
まるで男にとっては恐怖新聞だな。
俺は買うのもったいないから携帯で見たよ。

911truce:
たしかにひどい内容だったな。だが、裁判官はこいつの与太話を証言として採用したんだろ?被告人の証言……というか小説だが、科学データを一切無視して有罪認定するとは、とても法治国家の所業とは思えん。物証なしで懲役か。ふん、捕まっちまった方はたまったもんじゃない。

イグナシオ:
小説を証拠に採用か……世も末だね。裁判官の頭がおかしいってのは、BJC設立前からの常識だから、もうその議論はやめない? それより、さっき、ネットで調べたんだけど、あのスイーツ、どうやらアマーイレンジのファンらしいよ。

911truce:
ふん、あのエセ・ラッパーグループのファンか。やはり、脳内麻薬出すぎたDQNみたいだな。私はドラッグもやらずにあんな曲でマスゲームできる奴の気が知れん。

ミシマ:
あいかわらず高潔だな、閣下。俺の意見もまったく変わらんが。まあ、それはいいとして、裁判ではっきりしたんだが、あのDQN、事件があったとされる当日援交してたらしいぜ。


マリー・ジェーン:
じゃあ、なんで被告人は有罪にされたの?









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