真実の愛に気づいたとき。
え、じゃあどういう関係なのさ。ただの友達?
「まさか、援助交際の一歩手前とか」
私が噂されていることをそのまま口にした。もちろん、冗談半分で。
「あははっ!ないない!ただのお姉ちゃんの元カレ!」
「え、それって色々と問題ない?」
お姉ちゃんと別れた相手と会ってご飯食べて何を話すんだ。全く想像できない。
「別にお姉ちゃんから横取りしたとかそんなんじゃないから!下心とかは全くなし」
そう言い切った未央は定食の味噌汁をぐぐっと飲み干す。飲み干したお椀に張り付いた具のワカメを箸で口に運んだ。
「まぁ、特に問題ないならいいけどさ」
「あ、そう言えばひかりの援助交際の噂って本当なの?」
「嘘に決まってんじゃん!!」
真顔で聞いてくるものだから拍子抜け。恐らく冗談で言っているのだろうけれど。
「だよね」
「当たり前」
友達と会話をして、食事をする。当たり前のようなことだが、私にとってはとても新鮮だった。
久しく味わっていないこの感覚。目の前で笑っている未央に安心感を覚え、重鎮のようだった私の心の扉がゆっくりと開かれていく。
やっぱり私は求めていたんだ。この安心感、真の友達という存在を。
「まさか、援助交際の一歩手前とか」
私が噂されていることをそのまま口にした。もちろん、冗談半分で。
「あははっ!ないない!ただのお姉ちゃんの元カレ!」
「え、それって色々と問題ない?」
お姉ちゃんと別れた相手と会ってご飯食べて何を話すんだ。全く想像できない。
「別にお姉ちゃんから横取りしたとかそんなんじゃないから!下心とかは全くなし」
そう言い切った未央は定食の味噌汁をぐぐっと飲み干す。飲み干したお椀に張り付いた具のワカメを箸で口に運んだ。
「まぁ、特に問題ないならいいけどさ」
「あ、そう言えばひかりの援助交際の噂って本当なの?」
「嘘に決まってんじゃん!!」
真顔で聞いてくるものだから拍子抜け。恐らく冗談で言っているのだろうけれど。
「だよね」
「当たり前」
友達と会話をして、食事をする。当たり前のようなことだが、私にとってはとても新鮮だった。
久しく味わっていないこの感覚。目の前で笑っている未央に安心感を覚え、重鎮のようだった私の心の扉がゆっくりと開かれていく。
やっぱり私は求めていたんだ。この安心感、真の友達という存在を。