彼が浮気した理由(わけ)
「...っ」


「本当はさこの気持ちは胸にしまっておくつもりだったんだけどさ...あいつがお前を泣かすから...なぁ、俺じゃ駄目か?俺ならお前を幸せに出来る!だから...俺にしろよ」



そう言って松山は私を抱きしめた。


「...っ」



松山の身体って凄く頼もしい...
華奢だけど、体つきはシッカリしててドキドキしたらいけないのにドキドキしてしまう。


流星とはまた、違うドキドキ


「.....」


「.....」


しばらく沈黙が流れた。
このまま松山と付き合えばこんな辛い思いしなくてすむのかな?幸せになれるかな?


「...って、急にこんな事言われても困るよな...ごめん」


切なそうに笑う松山を見て私はハッとした。
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