彼が浮気した理由(わけ)
ーーー

「有里おは...って、その目どうしたの?」


次の日、学校に着いた途端、彩ちゃんか真っ先に目が真っ赤な私を心配してくれた。


「彩ちゃんぁぁぁん」

私は彩ちゃんに抱き着いた。
そして、昨日の出来事を全て話した。
松山に告白されたこと...そして

「私、流星に別れを告げようと思う」


昨日、松山が帰ってから必死に考えてそう決断した、流星があんな状況で付き合ってる意味なんかない...お互いに良くないから


「有里、よく決めたね...偉いよ」


彩ちゃんの優しい涙にまた涙が溢れた。
昨日、あんなに泣いたのにまだ泣けるんだな...
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