欲望の飴と飴売り少女
「何ですか?」

振り返るとあたしと同い年くらいの男の子が立っていた。


「いやー、この辺に住んでる友達に用があるんだけど道が分からなくて…君、目腫れてるけど大丈夫?」


「別に大丈夫だけど…」
同い年くらいだから敬語を使わないで話す。

「ちょっと待ってて!」

男の子は走って数分後に冷たい水を持って戻ってきた。


「これ使って冷やして」

「あ、ありがとう」

冷たいオレンジジュースを持っているから別にいらないけど断るのも失礼だから貰った。
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