欲望の飴と飴売り少女
その晩だった。あたしのスマホに電話がかかってきた。
「もしもし、りんの母ですが、春香ちゃんですか?」
焦っているのが電話が越しでも分かる。
「はい、そうですけど?」
「りんとみぃちゃんが居なくなったの。何か知らない?」
その瞬間、あの二人が消えたことに口元が緩みそうになった。
「え…、みぃとりんが、居なくなったんですか。」
まるでその状況を理解できていないように途切れ途切れ私は話す。
「えぇ、私やみぃちゃんのお母さんが連絡しても連絡がつかなくて、この時間まで遊んでるってことはないでしょうし」
りんの母は私が消した張本人である事も知らずに馬鹿みたいだ。
「分かりました。あたしからも連絡してみます。
もしかしたら一晩たったら帰ってくるかもしれませんし」
「そうよね。春香ちゃんも夜分遅くに電話掛けて御免なさいね。もし何か連絡が来たら教えて、お休みなさい」
「はい、お休みなさい」
ゆっくりと電話を切った。 電話を切ったのと同時に大きな笑い声で笑った。
「もしもし、りんの母ですが、春香ちゃんですか?」
焦っているのが電話が越しでも分かる。
「はい、そうですけど?」
「りんとみぃちゃんが居なくなったの。何か知らない?」
その瞬間、あの二人が消えたことに口元が緩みそうになった。
「え…、みぃとりんが、居なくなったんですか。」
まるでその状況を理解できていないように途切れ途切れ私は話す。
「えぇ、私やみぃちゃんのお母さんが連絡しても連絡がつかなくて、この時間まで遊んでるってことはないでしょうし」
りんの母は私が消した張本人である事も知らずに馬鹿みたいだ。
「分かりました。あたしからも連絡してみます。
もしかしたら一晩たったら帰ってくるかもしれませんし」
「そうよね。春香ちゃんも夜分遅くに電話掛けて御免なさいね。もし何か連絡が来たら教えて、お休みなさい」
「はい、お休みなさい」
ゆっくりと電話を切った。 電話を切ったのと同時に大きな笑い声で笑った。