欲望の飴と飴売り少女
第1章〜木原 春香〜
木原春香
あたしは、木原春香
中学二年生で裏で女子の悪口を言ってる女子。
あたしは 川野 亮太 君というクラスメイトの子が好き。優しい性格で、頭もいい、運動もできる、顔もイケメン。
川野くんの完璧なとこに女子は好きになる。
あたしは川野君の前ではおとなしく、女子力の高いふりをしている。
本当は料理も掃除もできない不器用な女子だ。
春の心地よく眠たくなる風を感じる。
あたしの肩ぐらいのセミロングの痛んだ髪が
心地よい風に揺られなびく。