欲望の飴と飴売り少女
川野くんはあたしの荷物を持ってくれた。電車を待っている間はすぐに感じた。

「木原さん?1人で買い物してたの?」



どうしよう。あたしは困った。此処で川野くんにアピールするためなんて言えない。

「えっとね、まぁお金貰ったし買い物みたいな?」

適当に言った。お金を貰ったと言うのは本当のことでもある。

「だからって夜遅くまで危ないよ…」

川野くんが心配してくれてるけど川野くんはあたしを注意する。

「だって、それ言ったら川野くんだって…」

「確かにそうだけど、遅くまで買い物するならお母さんとか親がいた方がいいと思うよ。」
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