欲望の飴と飴売り少女

部屋に戻りソファに寝そべる。『チロリン♪♪』スマホが鳴った。


「だれだろ…え!?」

みぃからだ。

『春香、今日遊ぶ約束したよね。なんでこなかったの?』


『チロリン♪♪』もう一回鳴った。確認するとこれはりんだった。


『もしかして、勉強会のとこ行ったの?』


今日遊ぶ約束してたっけ…思い出した。2人と映画見る約束をしてた。


『ごめん!忘れてたm(._.)m』

あたしは慌てて返信した。

『顔文字とかふざけてんの?明日からうちらのとこに来ないでね』

『本当それ。もう話しかけて来ないで』


2人は相当怒っていると思う。明日まで怒ってるかな。あたしは不安だ。
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