欲望の飴と飴売り少女
「私が長袖の理由?それは秘密だよ」
「意味わかんな…」
あたしは思わず口に出してしまった。可愛いらしい笑いをして女の子は呟く。
「あはは。その内わかるよ」
「あんたはさ、学校とかいってんの?」
「うふふ」
笑って返された。本当に気味が悪い子だ。
「まぁ、いいや。それにしても広い部屋だね」
あたしは部屋中を見回す。
「ふふふ、、ありがとう…そうだ!せっかく家に来たからお部屋紹介してあげる!」
紅茶のカップをテーブルに置き、飴女は立ち上がった。