Elevator Girl
いたい、
よく知った二日酔いの痛みが頭にはしる。

ゆっくりと目をあけると、知らない部屋だった。


………病院の、ベット?


「あ、起きました?」

「え、ええと、…」

「ひどいな、
忘れました?昨日居酒屋で、、、キスしたんですよ、僕に」




………あ。


「ご、ごめんなさいっ!!
いや、なんていうか、その、ごめんなさいっ!」


ほとんど悲鳴に近い声をあげると、口に手をあてられた。


「病院なので。静かにしないんだったら、

今度は僕が黙らせましょうか…?」


顎に手が伸びて、くいっと引かれる。
驚いて、何も言えないまま、ただ若いな、と思った。


「…ええと、名前を」

「本当に昨日のこと、覚えてないんですね。

僕はこの4Fクリニックの相模祐です。
まだ入りたてで27歳です」

やっぱり。
年下臭がすごいするもん。
私より6こも下なのか、、、拍手。

きっと世間ではイケメンと呼ばれる人種だろうが、
堤真一がタイプの私にとっては、ノーーー眼中!

ドキドキなんて全くしません!


…………たぶん。                                                                                                                 
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