Elevator Girl
つもり、というのも、私はエレベーターガールとしては新参者。まだ入社一年目だからだ。

スムーズにドアが閉まりかけ、、たところで慌ててストップ!!
ビルの入口から、女性が一人走り込んできた。

「はあ、間に合ったあー!!」

「セーフじゃねえよ、阿呆。
朝からバタバタうるさいな、お前は」

「あら、寝起きの久保さん、髪はねてますけど??」

「え、………はねてないし」

はい、ひっかかったー!
と笑い声をあげるのは、同じく41Fの鈴木 杏奈さん。

なんて、仲がいい。
なんて言ったら、二人とも反論するんだろうな。

くすっと笑いながら、改めてボタンを押した。                                                                                                         
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