さよなら、私の愛しき憂鬱よ
誰よりも好きな人がいる。誰にも変えられない親友がいる。大好きな人と大好きな人が惹かれ合うのを応援できない自分がいる。
友達と好きな人が同じになってしまった。好きな人が友達を好きになってしまった。恋愛って複雑で、うまくいかなくて、楽しいことばっかりじゃない。嫉妬して、黒い気持ちを隠して、心の中では毒づいてーーそういう感情、すごくわかる。
恋をしているときの女の子、かわいいだけじゃいられない。好きな人が親友に絡むのが憎い。かわいいあの子が羨ましい。好きな人の好きな人を、素直に認めるのは難しい。リアルで等身大で、綺麗事じゃない主人公の気持ち、きっと誰でも経験したことがあると思う。女の子ならきっと、誰でも共感してしまうんじゃないかな。
さよなら、私の愛しき憂鬱よ。最後のこの言葉が大好きです。是非ご一読下さい。