葛城社長と運命の恋を始めます
次の日早めに仕事を切り上げて屋敷へ向かう。


大学へ迎えに行きたかったが17時には間に合わず、急いで屋敷へ帰ってきたのだが、はながいない。


村山から、はながサークルの集まりで遅くなるから、今日は実家に泊まると連絡が合ったと言う。


何度電話しても、はなが出てくれないのはどうしてなのか。


はなの部屋に入ると、小さな机の上にはなのスマホが置いて合った。


良かった、無視された訳ではなかったのだ。


スマホを忘れて連絡が出来なかったに違いない。


そして、はなの部屋に合ったはずの物が無くなっている事に気づく。


はなの身の危険を感じ、はなの部屋に隠しカメラをつけたが消えていた。


はなが気付いて取り除いたのか。


嫌、はなは気づかないと思う。


その時、足音が近づいて来る。


俺は急いで身を隠した。


はなの部屋に入って来たのは、美土里と亜紀、花枝さんもいる。


俺の存在を知らない3人ははなの悪口を言い出す。


「一週間も持つとは思わなかったわね。」


「食事を何度も抜かしても平気でいるし、シャワーも水しか出ないようにしても気がつかないし、あの子はバカなのかしら。」


俺ははなのスマホで3人の声を録音した。


それ以上は聞くに耐えられない事ばかり。


はなにそんな思いをさせてしまい、後悔しかなかった。


「私は絶対朝陽さんと結婚する。あんな女、どんな事をしても追い出してやる。」


「でで行くのはお前たちだ。」


俺はそう叫んでいた。


俺の姿を見て3人は驚いてるが。


はなを屋敷に住まわせるのは止めた。


中川たちはみんな解雇をする。


爺さん婆さんに止められても俺の決心は変わらない。


俺が守りたいのははなだけだ。


はなしかいらない。


この結婚を誰も祝福してくれなくていい。


はなと二人で生きていく事を決めた。


今直ぐにはなに会いたい。







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